全国にある神社の中でも格式の高い神社を一宮と呼びます。
ここでは、その一宮神社をご紹介いたします!
賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)
賀茂別雷神社は別名:上賀茂神社(かみがもじんじゃ)
京都の鴨川中流に鎮まる古社で、古代の豪族・賀茂氏の氏神を祀るために創建されたと伝えられています。
下流に位置する下鴨神社(賀茂御祖神社)とともに「賀茂神社」と呼ばれ、二つの賀茂神社は皇室からの信仰も篤く、国の重要な節目には必ず祈りが捧げられたと言われています。
旧社格 | 式内社(明神大社)・二十二社(上七社)・旧官幣大社・勅祭社・別表神社 |
一宮 | 山城国一宮 |
創建年 | 不明 |
主祭神 | 賀茂別雷大神 |
主な祭事 | 葵祭:毎年5月15日 |
御利益 | 厄除開運・農業守護・方位除け・落雷除けなど |
住所:京都府京都市北区上賀茂本山339
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)
賀茂御祖神社は別名:下鴨神社(しもがもじんじゃ)
もっとも古い記録によると崇神天皇の御代(紀元前90年)に、神社の瑞垣の修復工事が行われたことがわかっているそうで、それ以前からこの地に鎮座していたことがわかります。
境内地にある糺ノ森(ただすのもり)からは弥生時代の住居跡や土器などが見つかっているということで、平安京遷都のはるか以前からこの地が重要視されていたということは間違いないと言われています。
旧社格 | 式内社(名神大社)・二十二社(上七社)・旧官幣大社・勅祭社・別表神社 |
一宮 | 山城国一宮 |
創建年 | 不明 |
主祭神 | 賀茂建角身命・玉依媛命 |
主な祭事 | 葵祭:毎年5月15日 |
御利益 | 世界平和・厄除開運・恋愛成就・安産守護 |
住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
大神神社(おおみわじんじゃ)
日本最古の神社と言われる古社。
日本古来の自然崇拝を色濃く残しており、一般の神社と違って本殿がありません。主祭神は出雲国作り神話に登場する大物主神。
旧社格 | 式内社(名神大社)・二十二社(中七社)・旧官幣大社・別表神社 |
一宮 | 大和国一宮 |
創建年 | 不明 |
主祭神 | 大物主大神 |
主な祭事 | 繞道祭:毎年1月1日/鎮花祭(薬祭):毎年4月18日/酪造安全祈願祭(酒祭):毎年11月14日 |
御利益 | 恋愛成就・産業開発・医薬酒造 |
住所:奈良県桜井市三輪1422
枚岡神社(ひらおかじんじゃ)
社伝によると初代・神武天皇の即位3年前に侍臣の天種子命が、天皇の命で神津岳の頂きに祖神の天児屋根神を祀ったのが始まりとされています。
旧社格 | 式内社(名神大4社)・旧官幣大社・別表神社 |
一宮 | 川内国一宮 |
創建年 | 不明 |
主祭神 | 天児屋根命・比売御神・経津主命・武甕槌命 |
主な祭事 | 粥占神事:毎年1月11日/秋郷祭:毎年10月14日〜15日 |
御利益 | 安産守護・交通安全・厄除開運・家内安全 |
住所:大阪府東大阪市出雲井町7-16
大鳥大社(おおとりたいしゃ)
ヤマトタケルを祀る大鳥信仰の総本山
古代の英雄・ヤマトタケルは伊勢国の能褒野で亡くなり、その魂は白い鳥となって天に飛翔したという。その鳥が最後に舞い降りたとされる地にヤマトタケルの魂を祀ったのが起源と言われています。
旧社格 | 旧官幣大社・別表神社 |
一宮 | 和泉国一宮 |
創建年 | 景行天皇の御代 |
主祭神 | 大鳥連祖神・日本武尊 |
主な祭事 | 増祀記念大祭:毎年3月15日/花摘祭:毎年4月13日/例祭:毎年8月13日/渡御祭:毎年7月31日/だんじり宮入り(鳳だんじり祭):毎年10月第1土曜日/酉の市神事:毎年11月の酉の日 |
御利益 | 文武祈願 |
住所:大阪府堺市西区鳳北町1-1-2
住吉大社(すみよしたいしゃ)
全国にある住吉神社の総本山
主祭神は海の神である筒男三神と神功皇后で、古くから航海と海の神を祀ってきた大阪屈指の名社。
旧社格 | 式内社(名神大4社)・二十二社(中七社)・旧官幣大社・別表神社 |
一宮 | 摂津国一宮 |
創建年 | 神功皇后摂政11年(211年) |
主祭神 | 底筒男命・中筒男命・表筒男命・神功皇后 |
主な祭事 | 住吉祭:毎年7月の海の日、7月30日〜8月1日 |
御利益 | 航海安全・歌道上達・厄除開運・開運招福 |
住所:大阪府大阪市住吉区住吉町2-9-89